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【Netflix】映画ドント・ルック・アップが面白い【ブラックコメディ】

レオナルド・ディカプリオジェニファー・ローレンスが主演を務めるブラックコメディー映画。地球に接近する巨大彗星の存在に気付いた天文学者とその教え子が、世界中にその事実を伝えるべく力を尽くす物語。

Two astronomers discover a giant comet heading towards Earth. The approaching comet will wipe out mankind in six months if nothing is done about it. They try to gain an audience with the President, land on TV talk shows but everyone seems to have other priorities.

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海外での評価は、IMDp7.2/10

本作の評価は賛否両論だが個人的にはとても面白かった。今までにないストーリー展開で社会風刺も効いている。笑えるけど実際にこんな状況になったら笑えないだろう。

The movie Don't Look Up is satire (風刺).

 

ややネタバレ感想

発見した天文学者が人類滅亡の危機を伝えようとホワイトハウスに行くが、大統領とその側近はまるで取り合わない。さらに、彼らはTV番組に出て大衆に伝えようとするが、誰もまともに取り合おうとしない。この辺がもはやコメディなのだが、実際に起こりえそうで怖い。皮肉たっぷりに地球が滅亡していく様子を描いている。登場キャラクターたちの精神が崩壊していく様子や現実逃避していく姿がおそろしい。

空を見上げれば、彗星が見える。なのに見上げようとしない人たちは現実から目を背けている。本作では、人々が彗星が存在しないフリをしていることを伝えていることで、私たちが科学的事実を避けて、目先の利益のために自分たちが自滅の危機に晒されていることに気づいていないことを指摘している(環境問題やコロナなどに対して)。

If you look up into the sky, you will see the comet. The film essentially tells that people pretend that the comet doesn't exist and points out that we bypass scientific fact and ignore the threat of our own self-destruction for short-term gain.

ニュースやソーシャルメディアという無意味なノイズに、私たちが人生のどれだけの時間を費やしているか表している。

This film shows how much of our lives we spend consuming the meaningless noise of media such as news and social.

 

私のハイライトは、ホワイトハウスで人類滅亡の危機を伝えるために大統領を待っている天文学者2人に、シームズ中将がスナックと水を渡す場面。1人10ドルずつ要求する。ここで変だなと思うのだが、案の定、後で無料のものに対してお金をだまし取っていると判明する(笑)。

「何度も何度も何度も考えてみたけど理解に苦しむ。彼は中将という階級でペンタゴンに勤務してる。なぜスナック代をぼったくるの?」

「I've gone over it again and again and again in my head and I still can't make sense of it. He's a three-star general. He works at the Pentagon. Why would he charge us for free snacks?」