じっちゃんの名にかけて!

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「朝カエルを食べてしまう」と心が本当に軽くなる。

Eat That Frog!

カエルを食べてしまえ!

 

朝一番に生きたカエルを食べてしまえば、これ以上最悪な事態は起きないという満足感を持って一日を過ごすことができる。

If you eat a live frog first thing in the morning, you can go through your day with the satisfaction of knowing that that is probably the worst thing that is going to happen to you all day long.

 

え?何?!生きたカエルを食べるの?って思いますよね。

これは、ブライアン・トレイシーの自己啓発書『カエルを食べてしまえ!』Eat That Frog から来ています。

 

 

 

 

カエルを食べてしまえ! 新版 (知的生きかた文庫)

 

著者が言う「カエル」とは、あなたにとって最も大きい、かつ最も大切なタスクであり、何もしなければ先延ばしにしてしまう可能性が最も高いタスクを意味しています。

By "frog" the author means the task that is the biggest and most important to you, and the one that you are most likely to procrastinate on if you do nothing about it.

 

また、今のあなたの人生や結果に最も良い影響を与えることができるタスクでもあります。

It is also the one task that can have the most positive impact on your life and results right now.

 

「もし、2匹のカエルを食べなければならないなら、一番醜い方を先に食べろ。」

If you have to eat two frogs, eat the ugliest one first.

 

これは、もし2つの重要なタスクがあるなら、最も大きく、最も難しく、最も重要なタスクから先に始めろということです。

This means that if you have two important tasks, start with the biggest, hardest, and most important task first.

 

つまり、あれこれ悩む前に、朝一番で一番気の進まない仕事から順に片付けてしまえということ。

 

試しに、このEat That Frogを私は2週間続けてみたんです。

毎朝7時に、海外からのメール処理、プレゼン資料の作成、会議の準備などを済ませてしまう。

やっている間は集中モードで、いざ終わると一山越えたと本当に心が軽やかになってるんです。

 

ここで大切なのは、抱えているタスクのリスト化、タスクを週ごとや日ごとに落とし込んでおくこと。

その中で優先順位の高いものを朝さばいていくのです。

 

確かに、朝重要なタスクをこなしても、それから会議があったり、突然仕事が降ってきたり、問い合わせがあります。

 

しかし、仕事の成果の8割は、費やした時間の全体のうちの2割の時間で生み出されているのです*。

 

朝重要な仕事をやってしまえば、その日の仕事はほぼ終わり。残りはさほど大したことはなく、新しい業務もその都度こなすか、次の日以降の計画に組み込めばいいのです。

80% of the results of our work are produced in 20% of the total time spent. Once you've done the important work in the morning, your work for the day is almost done. The rest of the day is not so important, and new tasks can be done on a case-by-case basis or incorporated into the next day's plan. 

 

*イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した統計に関する法則、パレートの法則よると、ある特定の要素2割が全体の8割の成果を生み出しているといいます。

The 80-20 rule, also known as the Pareto Principle, is an aphorism which asserts that 80% of outcomes result from 20% of all causes for any given event.